サトシ

嫌われ松子の一生のサトシのレビュー・感想・評価

嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)
3.8
中島哲也脚本・監督、主演中谷美紀のファンタジーコメディ映画。PG-12指定。

川尻笙は会ったこともない伯母の松子が殺されたことを父紀夫から知らされる。伯母の周辺にいた奇妙な人々と出会い、松子の一生を振り返る。
松子は教師をしていた際の修学旅行中に教え子が起こした現金盗難事件を収めるためにその場しのぎの対応をとったため教師の職をクビになり、家族とのいざこざから家を飛び出したことから転落して行く、川尻松子の悲劇の人生を描いた物語・・・。

【キャスト】
川尻松子:中谷美紀
川尻笙:瑛太
川尻恒造:柄本明
川尻久美:市川実日子
川尻紀夫:香川照之
川尻悦子:濱田マリ
川尻多恵:キムラ緑子
伊勢谷友介、黒沢あすか、BONNIE PINK、ゴリ(ガレッジセール)、柴咲コウ、宮藤官九郎、劇団ひとり、大久保佳代子(オアシズ)、荒川良々、谷原章介、武田真治、マギー、渡辺哲、竹山隆範(カンニング)、角野卓造ほか。

笑えて泣けるエンターテイメント作品でした。
川尻松子演じる中谷美紀の思いっきりの良い演技を堪能できます。
中学の先生時代はコミカルで悪い方に悪い方にいく展開、そして父を喜ばそうとしたあのひょっとこ面の様な変顔は笑えます。所々に歌うシーンではさすがの歌唱力を披露してくれます。
またソープ嬢では妖艶な雰囲気を惜しげもなく見せてくれますし、ニートで太り過ぎた姿は別人です。セックスシーンありの、人そこそこ死んでいるので結構過激な作品でした。宮藤官九郎はかなりエグい役で、靴下から出た指が1番インパクトに残りました。
お気に入りなのが刑務所の綺麗に並んだ起床就寝のシーンですね。
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