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草迷宮のvodkaのレビュー・感想・評価

草迷宮(1979年製作の映画)
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雑談。前々から思っているけれど、寺山修司をアングラとか前衛といわれると少し困る。寺山作品をそういうものとして受容できてしまう日本の文化的な薄さがたまに苦しい。薄められた牛乳みたいな貧しさ。それが美味しいときもあるし、そう思えないときもある。

それ以上の何かであることは十分承知の上で、日本美術を語る際に言われるありきたりな言説、「模倣癖」「残忍な幼児性」を敢えて地で行くようなスタイルは嫌いではないけれど、そこまで面白いかと言われると微妙。とはいえ、寺山作品が好きという点で曇りはないから尚更扱いに困る。
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