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まぼろしの邪馬台国のxyuchanxのレビュー・感想・評価

まぼろしの邪馬台国(2008年製作の映画)
2.6
島原出身ながら、なかなか手が出なかったやつ。「トリック」や「スペック」の堤幸彦監督が「20世紀少年」と同時期に何故これを?

奇人 竹中直人に、当時60代とは思えない吉永小百合、窪塚洋介や風間トオル、柳原可奈子、有吉弘行、草野仁、黒谷友香など、ちょい役まで何故かえらく豪華。

実話ベースらしく主人公、宮﨑康平氏のWikiみると…島原鉄道を経営し天皇行幸をガイド、全盲になりつつ妻と邪馬台国を研究し、吉野ヶ里遺跡の場所を予測、「まぼろしの邪馬台国」で吉川英治賞を受賞、「島原の子守唄」の歌詞を作り、バナナ園を興し、さだまさしの「関白宣言」のモデルにもなったと。なんと多才で波乱万丈な人生かと。

ただ、いかんせん脚本が解りやすさに走ってるというか、挫折と妻の献身と再生…と、ありがちなストーリーに転換されてて、歴史探訪的な面では期待はずれ。また主人公の亭主関白で駄々っ子な姿には多くの人がイライラするはず。その当時の九州ではあり得なくも無いんだけどね。

映画の端々に唐突にというかダイジェスト的に故郷の色々が散りばめられてて、我が故郷も少し登場してました。
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