アメリカのとあるカルト漫画とその漫画家の周辺の日常を描いた映画。
偏屈で皮肉屋で差別主義的な一面もある男の日常を演者と実在の人物を交互に写し描いていきます。
客観的に見たら誰からも愛されないであろう主人公ですが、観ていくうちに愛おしく観えてきます。
それもこの主人公の周りにいる仲間たちの温かい眼差しのせいでしょう。
そうするうちに、ちょっと変わった仲間たちや主人公に愛着を持ち、この漫画の主題でもある日常生活の中のアメリカ的輝きにどんどん心惹かれることになります。
こじんまりとして暖かいこういう映画も時にはいいもんです。