ろーぜす

テシス 次に私が殺されるのろーぜすのレビュー・感想・評価

テシス 次に私が殺される(1996年製作の映画)
4.0
ホラーかと思ったら、違いました
サスペンススリラー+ミステリーでした
原題は「テシス(tesis)」だけで
意味はスペイン語で「論文」です
「次に私が殺される」は日本が付け足したみたいですね
公開時は「殺人論文 次に私が殺される」だったみたいで、DVD発売の時に「テシス」にしたようです
でも、TSUTAYAの検索では何故か
「殺人論文」じゃないと出てこないです

これぞスペイン・サスペンスの本流!
現在のスペイン・サスペンスの二転三転
して誰が犯人か揺さぶる映画の原点では
ないでしょうか?
って勝手に1995年以前にはなかったような書き方をしている私
それ以前のスペインサスペンスは
まだ観てないから決めつけましたw

さっきも書いたとおり
二転三転する展開で犯人が何人も浮かび
上がるのです
私はその度にこいつが犯人だと確信
するんですが、そう思ったら違う展開に
あれ?違ってた
その繰り返しだったような
まあ見事な惑わしと言いましょうか
あんなに堂々と考えられうる容疑者たちを見せながら
ラストまで絞らせない展開は見事です!
それが緊張感の持続にも繋がったかな
もしかしたら私がわからなかっただけ
かもしれませんが
いや、たぶん皆さんもそうなると
思いますよ!

あとこの映画にはグロはありませんので
大丈夫ですよ
あらすじには惨殺され死体がバラバラに
される様子と書いてますが、隠してます

上映時間が125分と2時間をちょい
越える映画でしたが、飽きさせない展開
ストーリーは見事でした!
ただ時々、主人公のアンヘラには
ちょっとイラッときました
ちょっと自分勝手というかワガママな
ような・・・

最近私がスペイン・サスペンスが好きになった
「ロスト・ボディ」「インビジブル・ゲスト」等々、最近色々観たけどやはり
スペイン・サスペンスは凄いなと改めて
思いました
まだまだ観てないスペイン・サスペンス
を含めスペイン映画がたくさんあります

この映画でハリウッド映画とスペイン映画について教授が語る講義があるのですが、今スペイン映画は質で言えば決して
負けてないと思います!
ろーぜす

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