原作者は平時には物静かな日本人が戦時中に見せる残虐性をたどりながら江戸時代からの残酷性を見せるような本をたくさん書いていてこれはそのひとつを原作にしている。
7つのパートにわかれているけどそれぞれの物語も面白いし、演じ分けた錦之助の演技も素晴らしい。
途中の子役の台詞で中堅武士の切なさを感じさせるし、主人公の行動の源の精神も現している。
ラストずっと先祖から受け継がれてきた被虐の歴史に終止符打てるかどうか?
最後まで面白かった。
現在の被虐の対象であると思わせるサラリーマン達のラストカットも秀逸。