7月に閉館する東映最後の直営館。
2階最前で鑑賞。
面白かった。
個々の尺には差があれどオムニバス。
最初の1人こそ自主的だったが、あとは横暴理不尽。明治期と最後の1人に至っては忠義というよりもは…
あらすじも見ずに観たので始まり方にまず驚いた。現代までの7代の血縁者を1人で演じる錦之介。
4代目の生涯はまさに表題通りの残酷物語…壮絶すぎる…
歴代主君は揃いも揃ってエゲつない。特に男色森雅之…
なんと虚しく遣る瀬無い物語であろうか。
男社会が作り上げた構造の中で翻弄される人々の痛切さを鮮やかに描いた傑作!晴れやかな展開などあるはずもなく、そこにあるのはただただ家父長制という茶番に踊らされる…
原作未読。
ある一家の何代にもわたる物語で、理不尽だし間抜けだし重苦しいし。観ていてストレスが溜まる、溜まる。
(このムカつく筋書きなら『十三人の刺客』的な展開になるんだよね?)と期待するも、主人公…
主君あっての侍。露悪的・加虐的な忠義の強要、パワハラ的傲慢・強権の圧力。現代主人公の家系記録の想起、現代への回帰。被虐・薄幸・自己犠牲の螺旋からの離脱。シネスコのたっぷりした構図が良い。「一生務めな…
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