ヒラリー

武士道残酷物語のヒラリーのレビュー・感想・評価

武士道残酷物語(1963年製作の映画)
4.1
観たかった映画が売り切れて観れなかった悲しみを昇華すべく、今すぐお前を殺す!みたいな映画だと推測して選んだら思ってたのと全然違った…
婚約者が自殺をはかり病院に運び込まれたとの報せを受けた飯倉
彼は以前読んだ自分の先祖の日記を思い出しながら自分の行いの振り返る。
武士の家系、7代に渡って飯倉家は短命で不憫…
自分の意図せぬどうしようもない運命から抗う事も出来ず皆悲運の死を遂げててよく現代まで生き延びてるな…と。
男子が生まれて名が継がれる事が最大の軌跡やん。
一人七役演じた中村錦之介…途中で侍やと全然気付かんかった。
やめろよやめろよーって思う一番悪いシナリオになる…
女子供絡みは嫌な気持ちになるし、こんな底意地悪く出来るな!?と逆に感心する。
まぁ時代が変わる事によって、行いも変わっていくけど先祖あっての今感が…
自分で引き入れて、妻を慰み者にして、それでもまだ頼むって理解出来ん…世話になった事とこれは別やん…
人間の姿をした悪魔か何かに成り下がってしまったのかと。
本当に2時間壮大な家族絵巻を見た感じ。
めっちゃ疲れるわ、これ。
ヒラリー

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