raga

めしのragaのレビュー・感想・評価

めし(1951年製作の映画)
4.5
この物語に様々な女性が登場する。

単調な主婦の生活にくすぶりを感じる主人公。
結婚という枠に縛られたくない奔放な旦那の姪っ子。
旧来のしきたりを重んじる母親。
戦場から戻ってこない夫を待ちわびながらも一人息子を抱えて働くシングルマザーの友人。

自分の理想を明確にできない不自由な時勢だが、最後は "妥協" ではなく "覚悟" を決める。このしたたかさが多様性を求められる現在の価値観にも通用する。ジェンダー問題のひとつのアンサーにも繋がる必見の作品。
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