記録用
成瀬巳喜男監督作品。
様々なジャンルで映画を撮っていた成瀬巳喜男のその後にスタイルを確立した一本。
1951年と戦争が終わりまだ6年しか経過しておらず高度経済成長前の日本の空気を纏っている…
夫婦と猫1匹で大阪に暮らす専業主婦の三千代、傍から見れば”幸福な奥さん”だが、口を開けば”腹減った””めし”ばかりで自分を家政婦扱いする夫、余裕のない家計、家と市場を往復するだけの毎日に心は沈んでい…
>>続きを読む原節子の表情に翳りが出るとき、言語化できない感情のすべてが伝わってきてドキッとする。この映画における原節子の翳りは、恥ずかしさとぎこちなさが混じったものであったり、軽い嫉妬と焦りが混じったものだった…
>>続きを読む女性の幸せとは。夫婦倦怠
無神経な夫にムカつきまくる
ラスト、現代的な価値観だと急に感じるし納得できない感じもするが抑圧される女性、そう納得せざるを得ない虚しさ。諦め。そんな旦那変わってなさそうだし…
昭和26年 日本映画
【NHKBS プレミアム シネマ】
【映画.com解説より】
製作は「哀愁の夜(1951)」の藤本真澄。朝日新聞連載中絶筆となった林芙美子の原作から「哀愁の夜(1951)」の…
なぜ「めし」なのか??
林芙美子の同名小説が原作。
絶筆となってしまい未完となっていたが、オリジナルのラストを脚色して映画化したとのこと。
清純で無垢で、どこか愁いを帯びた演技のイメージが強い原…
「本当によい料理を作るには、どうしても
よい食器美術を必要とするわけです」
本作は女の幸福論についての高説を最後に垂れるのだが、果たしてそれが現代の価値観に適う普遍的なものなのかについては喧喧諤…
70年以上も前の作品だというのに何故こんなに心が掻き乱されるのだろう。
名作に違いない。
林芙美子の原作である。
戦争の傷痕が薄れた様に見えるが、職安には人が群がり、若者の就職先も2人の求人に20…