次男

めしの次男のネタバレレビュー・内容・結末

めし(1951年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

・無限な宇宙の廣さの中に
 人間の哀れな営々とした
 いとなみが
 私はたまらなく好きなのだ
              林芙美子
・おい、めしまだか?
・ご飯の時くらい新聞はよしたら
・大阪バスツアー
 大阪証券取引所、大阪城
・あら、そう私幸せそう
・靴盗まれたよ
 シャツの血のしみ
 二階になぜ二人で
・ネクタイ
・キャバレーは雑然として多種多様
・下駄の向きを直す2号
・三千代に相談しましてって
 お返事か?
・会計、そろばん
 連帯する夫婦
・映画見て遅くなったから泊めてほしい
 里子さんがやけおこしたところで
 この世の中が
 びくともするもんじゃないな
・泊まりたい人は自分で布団を
 ひくことです
・嵐の夜に隣に夫はいない
・河原を一人歩いて目にする旧友
 子どもの傍、新聞売り
・お迎えじゃなくて出張
 妻がビールを奢って
 残りを飲ませて
 夫は腹減った
・車窓から舞う手紙屑
・私のそばに夫がいる
 目を瞑っている平凡なその横顔
 生活の川に泳ぎ疲れて漂って
 しかも尚闘って
 泳ぎ続けている一人の男
 その男のそばに寄り添って
 その男と一緒に
 幸福を求めながら生きていくことが
 そのことが私の
 本当の幸福なのかもしれない
 幸福とは女の幸福とは
 そんなものではないのだろうか

28本目
次男

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