さ

めしのさのネタバレレビュー・内容・結末

めし(1951年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

"男は外で働き、女は家で家事をする"という昭和の考えが凝縮されたような映画であった。しかし今の時代では描くことができない内容であったため新鮮でもあった。
主人公が日々の家事に疲れ果て実家に帰るというシーンで東京で何か新しい事が始まるのかと期待して見ていたが、「結局は女は1人で自由に生きてゆくよりも、男のそばに寄り添って日常を過ごしていく方が幸せなのだ」という結論に陥ったのが少しがっかりした。
けれど主人公を東京の実家まで迎えに来たり、自分の仕事の行く末を奥さんに委ねるというだけでその時代の夫としては珍しかったのではないかと感じ、また夫からの愛を感じた。
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