キミシマユウキ

ヒックとドラゴンのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)
4.0
北の海の荒くれ者バイキング達の集落に住むヒック。貧相な体で皆の仲間に入れない彼がひょんなことから怪我をしたドラゴンを見つけて・・・


ディズニーやピクサーに負けてたまるかぁ!!
スピルバーグが立ちたげ「シュレック」等で有名だけど何故か日本ではその名の知名度が低い”ドリームワークスアニメーション”制作のアニメ映画。フォロワーの方々の絶賛に次ぐ絶賛レビューを拝見し、視聴を決意。このアプリがなかったら出会えていなかったであろう。ありがとうございます。

その絶賛に間違いはなかった。王道のど真ん中をドヤ顔で歩いていくような王道アニメ映画!!!
そもそも北欧の海賊”バイキング”と”火を吹くドラゴン”が題材になっていて熱くならない男子はいるのだろうか!?
それに加えて
・言葉の通じない友との絆(アツイ!)
・理解してもらえない父との確執(ァッィ!)
・仲間ハズレにされて寂しい主人公(アトゥイ!)
・気弱な性格が劇中で成長していく物語(アッツイ!!)
・可愛い動物(ここではドラゴン)(アツイ!!!)
・単純に空を飛ぶ(アッツイゼ!!!!!!!!!)
↑と自分の中での映画で”アツく”なる要素を贅沢に、かつシンプルに盛り込んだこの映画を嫌いになれるはずがなかった(笑)
映像も美しく、ドラゴンの背に乗って空を舞うシーンや、火を吹くドラゴンとの激しい戦闘シーンなどはできれば劇場で見たかったと後悔で腹がよじれそうだ。

登場人物も敢えて(?)か少なくまとまっていて、
主人公とドラゴン、共に切磋琢磨していく仲間達、その中にいるライバルでありヒロイン、そして父、、とわかりやすくなっている。そのため
「難しい映画ばかりで頭疲れちゃった~(○`ε´○)」
という方にもちょうどいいかも知れない。
そう!ただ、そばかすだらけのか弱い主人公に共感し、漆黒の身体で俊敏に動く”ナルガクルガ”…じゃなくてナイトフューリーことトゥースに目を輝かせ、ツンデレなヒロインと主人公パパに胸をトキメかせればいいのだ!!
ただこの日本語でのトゥースって呼び名…。
英語だと”Toothless=歯無し”で呼ばれてるのに中途半端に短くしたせいで日本の宣伝大使がオードリーの春日なんかになっちゃうんだぞ!!しっかりしてくれ(笑)

他にもドラゴンの種類によって別れる個々のデザインなどなど言いたいことは沢山あるが、このシンプルな映画はとにかく観れば面白さは100%伝わると思うのでここらへんでやめておこう。
大人も子供も楽しめる娯楽アニメ!!
え?2もあるって??見なきゃ!!!!


~オマケ~
今回英語版で鑑賞したが、その際ヒックの父親の声が
「なんか300(スリーハンドレッド)のレオニダス王みたいな威厳と強さを感じる声だなぁ」
なんてしみじみ思っていたら、なんとジェラルドバトラーご本人様でした(笑)
セルフパロディでいいから
「This !!!!! is !!!!! Viking !!!!」
っていってドラゴンを穴に蹴落として欲しかったです。
ってこのネタ伝わるのだろうか(笑)


王道アニメ映画好き、ドラゴン好き、主人公成長系映画好き、そして子供と一緒に観るシンプルな映画を探しているそこの奥様にはオススメの作品。