ただただ佐藤二朗を愛でる作品。この中年ニートキャラを愛おしく思えるかどうかが評価の分かれ目。ほとんど目を合わせないで喋るのに、時々ガン見する時のあの小さな目よ。とことん斜に構えた早口と語尾の「うん」。お化け屋敷の「みんなバイトみんなバイト…」わかるわかるよ。「よころんで」もうダメだ。可愛いのは豆柴よりも二郎ちゃんだわ。
他人の心の声が気になりすぎる二郎ちゃんの気持ちも痛くて沁みる。そして、そんな二郎ちゃんを思う親の気持ちもじんわりくる。一郎は可愛いけど、もはや添えもの。
強引なストーリーだけど、ところどころに刺さる言葉も。「休憩に慣れちゃうとその後に動き出すのが大変」わかるよわかる。
