DVDにて 2020年10月24日
まだ自分でも良く分かっていないのだけれども、映像が素晴らしいと思った。正直言って、この映画の筋には全く興味を感じられなかったのだけれど、それでも飽きることなく見続けることができた。多分それは、登場人物の動きと連動していたカメラワークのお陰だったのではないかと思っている。映画冒頭の、ジャックの家のパーティーのカメラワークなどは、とりわけ見事だった。
そういえば、なんとなくの印象だけれども、この映画では登場人物がよく動いていた。静止画が少なかった気がする。
それほど好きな映画ではなかったけれども、シーモア・ホフマンのキャラは愛らしかった。実際に、ずっと付き纏われ続けるのは少しうっとおしいかもしれないけれども、この映画でスコティを演じていたホフマンは、どこか可愛らしい。
ただ、ダーク・ディグラーがスタジオに押しかけていた時もホフマンがいたのには、ちょっとばかし失笑してしまった。君はいつまでディグラーと一緒にいるつもりなのか。とはいえ、相手が多少落ちぶれても、一度惚れ込んだ相手の元をそう簡単には去らずにいるというのは、ある種の美徳でもあるような気もする。
まぁ、きっと僕はホフマンの顔が好きなんだろうな。