若さと可憐な美を持て余す
まだ熟成されてない色香を纏った
15歳の少女の歪な家族背景と愛の遍歴
そこに安息の場は見当たらなくて
彼女の孤独がぬくもりを求めて
危うげに奔放にさまよう
次第に見えてくる家族のアクの強さに
ゾワゾワ、全員ほんとムリ笑。
激しいやり取りの居心地の悪さと
他愛のない日常との対比、
パパ役の監督さんの薄気味悪い演出が
不安定な彼女や家族の心の闇をドライに
炙り出していたけど 前向きなラストが
少し救い
「冬の旅」につづき 彼女は孤独な影を内包
した役がよく似合う。オープニングの後ろ
姿の美しさや 均整のとれた瑞々しい肢体、
時折はっとするほど美しい笑顔や不安な表
情にクギズケだった。ちょっとリリージェ
ームズに似てるかも。
"片方のえくぼだけで生きていける
愛おしいひと
豊かで幸せな人生を彼女に…"