愛の記念にの作品情報・感想・評価

「愛の記念に」に投稿された感想・評価

R

Rの感想・評価

3.0
ヤクルトホールでの試写会で鑑賞。

サンドリーヌ・ボネールが、思春期の女性(少女?)を演じたフランス映画。

自由奔放な性表現が、フランス的であった。

ただ、好きなひと(男性)を思いながら、他の男と寝てしまうというのは、自分には理解できない。
好きなひとに言えないあたりが思春期、ということなのだろうか。
akrutm

akrutmの感想・評価

3.9
16歳の少女シュザンヌの自由奔放な恋愛や家族関係を通じて、愛の尊さや困難さを描いた、モーリス・ピアラ監督の恋愛ドラマ映画。アルレット・ラングマンの脚本『Les filles du faubourg』を原作として、監督が設定を現代にしたり、恋愛以外のトピックを排除したりと翻案をしている。特に、映画の最後のほうディナー・シーンは原作になく、しかも完全に即興での演技だそうである。

モーリス・ピアラ監督とは相性が悪くて、今まで見たいくつかの作品は面白いと思えなかったのだが、本作は素直に良いと言える作品だった。それは主人公シュザンヌ役のサンドリーヌ・ボネールの演技に依るところが大きい。役と同じ年齢の彼女は、本作で映画デビュー(それ以前に『ラ・ブーム』などにエキストラとしては出ているらしい)にも関わらず、もう女優として十分な実績があるかのような安定した演技を見せている。

思春期の頃は、男女ともに、「性」に関する関心と「愛」を分けて考えることが難しいので、性的快楽で精神的快楽が得られないと刹那的になっていく場合もあるだろう。しかも、自分の両親のように、大人になっても「愛」が不毛のように見えてしまうと、なおさらである。そんな思春期特有の繊細で、でもどこか厭世的な心情を見事に表現している。

個人的には、サンドリーヌ・ボネールのいかつい顔があまり好きになれなくて、でもそれが『冬の旅』では上手く活かされているわけだが、本作では映画が進むにつれてとても魅力的に見えてきた。特に父親(を演じるモーリス・ピアラ)とシュザンヌが二人だけで会話する(かたえくぼの話が出てくる)シーンがあるが、このときに見せる彼女の笑顔がとても素敵だった。実は、このシーンも原作にはなく、モーリス・ピアラ監督が挿入した即興シーンである。即興的な演技を取り入れることで、新人のサンドリーヌ・ボネールの魅力を上手く引き出していると言えよう。
サンドリーヌ・ボネール(当時14歳)のデビュー作。
かなり大人びていて、25歳前後に見える。
映画女優として醸し出すオーラはすでに完成の域に達していた。

モーリス・ピアラ監督自身も出演。
映画出演自体はこれが初めてだと思うが、白衣姿のお父さん役が様になってるし、普通に演技がうまかった(笑)

14歳の少女をビッチ役で全裸にさせるわ、キャスト同士が殴り合ったりさせるわで、インパクトはあるが内容はピンとこず。
モーリス・ピアラ監督の作品探訪は、最後にパルム・ドール受賞作を控えるが、ここまでいまいちが多くて不安しかない…
KOUSAKA

KOUSAKAの感想・評価

4.5
『スザンヌ、16歳』のスザンヌ・ランドン監督が大好きな作品の1つとして挙げていたので、早速Amazonでポチリ😎主人公の部屋にデカデカと貼られていた「Suzanne」というタイトルのあのポスターが、この『愛の記念に』ですね。

まさに『スザンヌ、16歳』と同じく、今作のヒロインのシュザンヌも16歳。アバンタイトルで、船の舳先で屹然とした佇まいで立っているシュザンヌの姿は、友情や恋愛に対して受け身になることなく、誰に何を言われようとも自らの意思で能動的に人生を歩もうとする彼女の生き方を象徴していて、この時点でアガります。

しかし、シュザンヌ役のサンドリーヌ・ボネール、撮影当時15歳ってスゴすぎる・・。正直かなりの難役やと思うけど、脱ぎっぷりも含めて堂々としてて存在感がハンパじゃない。

中盤のお母さんとのケンカのシーンはすごい迫力。完全に本気。止めに入った兄のロベールが「芝居より迫力あるな」って言ってたのも納得。そのあと結局ロベールもシュザンヌと激しいケンカするけど😵

この作品が素晴らしいのは、怒ったり笑ったり罵りあったりする目まぐるしいほどの「感情の揺れ動き」をそのまま見せて、各キャラクターを1つの狭い枠に収めることなく、ちゃんと血の通った「人間」として描くことで「不良少女」「毒親」「甲斐性なし」みたいな安易なキャラクター付けを、軽やかにすり抜けていくところです。

お父さん(モーリス・ピアラ監督自ら好演)が家出すると言い出した時の父娘の会話シーンが特に良くて、日本ではありえないほど進んでる親子関係。シュザンヌの自然な笑顔がキュート。キーワードは片エクボとハム😆

シュザンヌがカフェで読書していたら、お兄さんの友人ミシェル(のちの重要人物)が声をかけてきた時の「君は一人で退屈そうだ」「憂鬱なのよ 退屈とは違うわ」というやり取りにもシビれました。16歳とは思えん‼️

リュックとシュザンヌの「青い」関係性は、ホントに切なかったし、そこにアンヌが絡んで来るところも切ない😭

とにかく『スザンヌ、16歳』を見てビビっと来た人は、全員必見です。
hardeight

hardeightの感想・評価

4.5
生じる出来事にけりをつけることなく、感情と時間の持続を飛び越えた場面転換がその都度、愛の痛ましさをフィルムに刻みつけながら、余計な説明を省いて大胆に行われ、サンドリーヌ・ボネールは軽々としかも生々しく画面を横断していく!
とてもよかった、父と娘の会話に心が粉々になるくらい打ちのめされてしまった。すごい。
よ

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3.6
ルカ・グァダニーノが『WE ARE WHO WE ARE』を手がけるにあたって影響を受けたと語っていたので観た。たしかに、キャラクターに重点を置いているところや、自由な形式、撮影や演技の雰囲気も似ている。こういう結論ありきでない濃密なドラマを撮ることができるのは、ものすごい才能だと思う。
いち麦

いち麦の感想・評価

3.0
(モーリス・ピアラ特集) 少女が次第に自分の性に目覚め変わり墜ちていく姿、家族をも破壊していく激しい過程が容赦なく綴られていて痛ましい。彼女自身の純愛を犠牲にした果て、父親との“和平協定”が見えてくる辺りが快い。
ヒメ

ヒメの感想・評価

3.9
監督 モーリス・ピアラ

ボネールが無言で前方の海を見つめる
オープニングが好き。

女の強さ、醜さ、艶かしさ、
美しさ、儚さ
女ゴコロは海の如くとどまらず
荒波だったりさざ波だったり
過密スケジュールのように忙しい..

多感な思春期の女の子の恋愛と
家族のお話ですが
兄の異常な偏愛に耐えながら
揺れ動く気持ちを複雑に考える事なく
希望の持てるラスト良かった

アンニュイで美しい映像と
詩的な台詞も好き。

良くわからないパパの拘り家出は
寂しいと思うけど、生きているならきっと。
いつかまた会えるしね
まなか

まなかの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

あんな両親毒過ぎるしそりゃ家出たくなるわ。
自由に男なんかに支配されずに生きてほしい彼女には。  

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