サイコ2
あれから22年。精神病院から釈放されたノーマン・ベイツ(&アンソニー・パーキンス)が、あの館にカムバック。
"Remember Norman: only your Mother truly loves you."
ナメてた。想像以上に面白かった。元精神病患者をトラウマのある家に帰すのは大問題だと思ったが、それを除けば賢い続編映画だと思う。
『サイコ』と『レベッカ』が悪魔合体したようなお屋敷犯罪ミステリースリラー。ノーマン・ベイツの"母親"の正体は誰なのか、ノーマン・ベイツの精神異常は再発してしまったのか、に関するミステリーがあった。2度ほどあるツイストには驚かされたし、ラストも衝撃だった。
ベイツ・モーテルの惨劇再び。あの有名なシャワーシーンから始まる。あの館がタイムカプセルとなって、ノーマン・ベイツの記憶、そして観客の記憶を呼び起こす。
アンソニー・パーキンスと包丁は、混ぜるな危険!暗闇に浮かび上がるアンソニー・パーキンスの顔面も怖い。
冒頭から、無知なメアリーと嫌味なモーテル管理人が、ノーマン・ベイツの過去を刺激しまくるからヒヤヒヤ。
覗き穴。ギラリと光る包丁。
メアリーを演じたメグ・ティリーは、テレビ全面禁止家庭で育ったらしく、『サイコ』を観たことも、その価値も知らなかったらしい。その結果、撮影中のアンソニー・パーキンスとの関係は最悪で、降板の可能性すらあったとのこと。
"I don't kill people anymore."
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