あやね

八日目の蝉のあやねのネタバレレビュー・内容・結末

八日目の蝉(2011年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

「4年間子育てをする喜びを味わわせてもらったことを秋山さん夫妻に感謝しています。」冒頭の裁判で誘拐犯が謝罪の代わりに述べた感謝の意だ。映画を見進めるとこの言葉が如何に本心で強い気持ちを持って述べられたかが犇々と伝わってくる。

成長した恵理菜と彼女に近づく自称フリーライターの千草、歪に育ってしまった二人が取材旅行と称し誘拐犯と恵理菜が過ごした地を旅するなかで、彼女の中の本当の母親(誘拐犯)を想うシーンが美しく描写されていた。
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