八日目の蝉の作品情報・感想・評価

「八日目の蝉」に投稿された感想・評価

nozomi

nozomiの感想・評価

3.7
「そして父になる」をすこしだけ想い出したんだ。
ひとは皆未熟で
それは、親だって そうなんだ。
皆んな人間ひとりひとり、未熟。
でも、それで良いんだ。
子供の頃は受け容れられなくっても、
ただしいも、まちがいもわからなくても
たったひとつの愛だったから

愛ゆえに さらって、まちがって
自分にちいさな命を巻き込んでしまったけれど、でも
そそいだ愛も
そそがれた愛も
ふたりだけの本物だったから。
ただしくなくっても、まちがいであっても
けっして嘘だけは、嘘じゃなかったから。

ただしい愛じゃなくても、
その愛は本物の真実だった。

最後の、憎みたくなかった、
が印象的だった。ここを この島を
離れたくなかった も。
当時の、その時の 薫の 本当の彼女の本物の声
ずっと抱えていた感情。本当の願い。
大切な気持ち。
怒りも悲しみも全部全部の等身大の、あるがままのあのたった一人の少女の本物の声。
みつけたんだ、呼び戻せたんだ。取り戻せた。
また出会えると良い。
蝉じゃなく、人間になれたから

2017.03.06

皆んな演技がとても良かったなぁ
祭りのシーンがすごく良かった
暗く底まで突き刺す邦画系相変わらず苦しいけれど感動する
メゾンドヒミコのヒミコさんが出ていたのすぐに気がついた、今作品でも良い御役でした
Yuka2kids

Yuka2kidsの感想・評価

3.4
誘拐した女の子を我が子として育てた女と、誘拐された本当の母親の葛藤が感慨深かった。殺害されることなく大事に大事に育ててくれていたからこその葛藤だな。。。7日で死んでしまう蝉がもし8日目も生きていたらその蝉はラッキーだ、沢山の素敵なもの楽しいものをほかの蝉よりも見ることが出来るのだから。と言うシーンが深い。
まーさ

まーさの感想・評価

4.3
めちゃめちゃいい作品だった。
もう、こうすればよかったんじゃないか、あぁすればよかったんじゃないかって、私は見ながら過去に振り返ることばかり考えてしまったけれど、誘拐犯の圧倒的な愛を見せられて、正しいことと間違っていることの判断が途中でゆがんだのが本当にすごいと思った。
『私のお母さんは私を誘拐した誘拐犯でした。』と告知でみて現実離れしているような作品だと予想していたところ、なかなか現実に起こり得そうな内容で思わず入り込んで見てしまった。血の繋がりだけが親子の絆ではないと思わせる作品でした。
ハム

ハムの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

井上真央の色気ある演技が美しかった。嘘の母親と過ごす時の方が幸せそうで、嘘の母親が捕まってしまうシーンでは犯罪と幸せとの間で凄く葛藤を感じた。
最後、娘と嘘の母親が会う展開を期待していたが再会することは無かったため、少しだけモヤっとする終わり方だと思った。
み

みの感想・評価

4.3
親の愛情をすごく感じる映画。
例え自分の子供じゃなくても捕まる直前まで愛情を注いでいて涙がとまらん。

"いろんなものをみよう"的な名言がすごく響いた。
ぴぴ

ぴぴの感想・評価

3.9
お母さん、、!!!!
ってなります。
永作さんの演技好きです。
小池栄子が抜群に良かった。元々良く出来た原作からの脚色も秀逸!
見てて涙腺から腸がはみ出そうになる映画。

それぞれの思ってることが自然と画面から溢れててきてカメラの揺れだったり、カットを飛ばす間だったり怖かったなー。
役者さん達が見事で劇団ひとりさんの1発でわかる上っ面だけオンリー軽薄そうな感じとか
永作博美さんもいわずもがなで、井上真央さんは本当に素晴らしい
劇団ひとりさんの会話の節に親子の話を出された時の一瞬顔が強ばってすぐに解ける感じとか
僕はサムギョプサル屋?さんで別れを切り出す時に感情移入し過ぎて苦しくて服を思いっきり掴んでました。
その後、森口瑤子さんが泣き喚くシーンでは腹がキュルキュルしました。

全体的にどうしようもない男達の話は必要ないものとし、かつ行為に対する咎め、罪の所在はとりあえず置いといて本当にピュアな部分に訴える、愛されていた事実を取り戻すお話に終始していて、そこが凄く良かった。
井上真央さんが2つの母性を知る立場で、そして旦那のいない母親として八日目の蝉として生きていく最後がね、もうこの親子は絶対幸せになって欲しいし、なるにきまってるって話ですよ!!

まぁわが子を誘拐した極悪非道な仇から娘が新しい命への責任や母性を教わるなんて、森口瑤子さんからしたら耐まったもんじゃないどこまで母親としての尊厳を踏みにじるんだって、ちょっと描かれ方が容赦ない気もして
何が「ご飯を食べてない!」じゃ!1食なんて測りにかけられないものを奪った癖に!!って思わなくもないですよ!!
でも、きっと娘を愛してあげられなかった期間の傷を孫が癒してあげるんだろうって脳内でストーリーを爆進させました!

まぁ小池栄子さんがぐいぐい出るくせにキャラクターがうすぼんやりとか文句を書こうと思えば書けるんですが、本当に良かったです。
永作博美さんに気持ちを乗せ込めてしまいました。
よもぎ

よもぎの感想・評価

3.8
原作を読んでからの鑑賞。

悲しくて、観ていてこちらも重苦しくするような作品。冒頭の被害者、誘拐犯(希和子)の供述部分は、希和子の悲しみ、苦しみが際立っていた。
写真屋でのシーンは涙無しには観られない。
「その子は....ごはんをまだ食べていません。よろしくお願いします....」という台詞には、母としての最後の優しさが表されていた。
八日目の蝉=残された者が見る景色と自分流に解釈。
中島美嘉の「Dear」、この作品の世界観にとてもマッチしていた。
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