理か

八日目の蝉の理かのネタバレレビュー・内容・結末

八日目の蝉(2011年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

男が悪い


最後まで観終わったが、最初と同じく
タイトル通りの感想。

希和子が薫(恵理菜)に愛情をたっぷり注ぎ
心優しく育てている姿を観れば、
自身の子を産み育てていれば、
今でも親子二人で仲良く一緒に暮らしていた
だろうに、と思う。

だけど、誘拐してしまった。
お乳が出ない希和子、
泣き叫ぶ赤ちゃんがかわいそう、
役でも実際でも。
エンジェルホームとか共産?体制のところに
居場所を見つけ、中に交じって暮らす。
ここの服装ミレーの落ち穂拾いか?
しかし内部見学に見せかけて調べられるかも、
と逃げ出す。

約20年前の映像の間に現在の様子が映される。
恵理菜は、両親と不仲で学生ながら
自活して一人暮らししていた。
理由は誘拐事件が原因らしい。
犯人の希和子をも憎んでいた。
それは構わないけれど、なぜ劇団ひとり❓
もっといい男を選べなかったのか、
父親も田中哲司だし‥‥(モテるらしいが)。

この20歳の恵理菜も妊娠してしまった⁉️

エンジェルホームで暮らしていいことが
あった。
取材と称して接触して来た千草がホームでの
幼馴染と判明したのだ。
親離れを願う千草が、一人ぼっちの恵理菜を
応援してくれるのだ。

希和子が次の棲家と考えたのはホームで
親しくなった久美の実家のある小豆島。
久美が出た後寂しく暮らしていた両親に
気にいられ、薫も孫同然に育った。
近所に遊び相手もおり、薫のふるさとかも。
しかし、祭りで撮られた写真が全国的に
出回ることがわかり逃げ出す希和子だが。

小豆島に着いて住んでいた素麺所を訪れ
懐かしむ恵理菜。
島を去る時最後にプロに撮ってもらった
希和子との一枚の写真、を憶えていて訪れる。
写真館の主人から
数年前に希和子も来たことを知らされ
焼き増しされた写真を手にとり、
やはり確かめるのである。
希和子に愛され大事に大事に慈しまれ
育てられたことを。
理か

理か