八日目の蝉の柴犬のレビュー・感想・評価

"この子と生きたいんです"

家族、血のつながり、母親の愛に対する概念がひっくり返されるような物語でした。

回想から始まる哀しい旅路の末に、希望への兆しが見えて終わるラストにたまりません。

個人的にはいろんな種類の愛で溢れた作品だと感じました。


何者であれ、注いだ愛は受け継がれていくものなのかなと思いました。


「その子はまだ夜ご飯を食べていません」

誘拐犯としてではなく、完全に母親としての言葉でした。


とにかく永作博美と小池栄子の演技から目が離せなかったです。