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八日目の蝉のぉゅのレビュー・感想・評価

八日目の蝉(2011年製作の映画)
3.8
2019年 鑑賞
角田先生の小説が原作。不倫相手の娘を誘拐から始まるストーリー。
成長した誘拐された娘・恵理菜の目線で話は進んでいくが、所々に誘拐されていた頃の回想が挿入される。現在でも過去でもそうだが、井上さん、小池さん、余さん、風吹さん、森口さん、そして永作さん。演技がエモ過ぎて、最後の方には...涙。
井上さん演ずる恵理菜は、誘拐した希和子と同じような道を歩き、誘拐されていた過去に囚われていることに気づく... 幼馴染とか男性や恋というものを知らないとか、お星さまの歌とか... そしてあそこの写真館でのあれが運命を決めた? 色々と繋がってく感じが染みるよぉ〜
“灯せ、灯せ〜”の水田や小豆島の少し暗い景色にはまっていて、とても美しい。珍しくそう思った。この作品と相まってかもしれないんだけど。
この作品で頭にこびりついているセリフがある。「あんたは伽藍堂や。空っぽや。」って... よくよく考えてみたら、自分もスッカスカの人間だなって、それを突きつけられた感じがした。

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NHK BS にて

角田光代先生の同名小説を原作に、「ソロモンの偽証」「銀河鉄道の父」等の成島出監督による、「母性」をテーマにした作品で、不倫相手の子供恵理菜(渡邉このみさん[幼少期])を誘拐した希和子(永作博美さん)の3年半の逃亡劇と、事件後の大人になった恵理菜(井上真央さん)の葛藤を描いた作品。

1995年10月、東京地裁。野々宮希和子が「逮捕されるまで毎日祈るような気持ちで生活をしました。今日一日、明日一日、どうか薫と生きられますように、それだけを祈り続け暮らしました。4年間、子育てをする喜びを味わわせてもらった事を、秋山さん夫妻に感謝しています」と述べる。1985年、希和子は大手の下着メーカーで働いており、同僚の秋山丈博)田中哲司さん)とつきあっていたが、彼女はこれが不倫と知りつつ、妊娠してしまい、丈博は希和子から妊娠を告げられたとき、妻恵津子(森口瑤子さん)との離婚計画が台無しになると考え、希和子に中絶をさせるが、そのために希和子は一生子供を産めない体になってしまう。一方、丈博の子供を宿した恵津子は、希和子の家に行き、中絶したことを罵倒し希和子を傷つけ、後日丈博と恵津子の間に「恵理菜」が生まれ、希和子はこの赤ちゃんを殺しに行くが、希和子に微笑みかける赤ちゃんを見て、「この子のためだけに生きよう」と衝動的にどしゃぶりの雨の中、連れ去る。希和子は誘拐犯となり、希和子は彼女に「薫」という名をつけ、逃げ回り、家族や夫らに理不尽な仕打ちを受けたり、見放されたなどの様々で複雑な事情を抱えた女性たちだけで生活するエンジェルホームに逃げ込み...



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