jazzの部屋

イレイザーヘッドのjazzの部屋のレビュー・感想・評価

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)
3.7
ある日ヘンリーは恋人のメアリーに奇妙な子供を出産した事を告げられる。
デヴィッドリンチ監督のデビュー作で監督から美術面まで一人で担当した衝撃作。
物語の難解さと終始不穏な雰囲気が特徴的でぼんやりとした恐怖を描いている。

この作品は若きリンチ監督の恋人ペギーに子供ができた事をモチーフにしている。
突然できた子供に対し恐怖と当時住んでいた地域の環境と治安の悪さをイメージしたとか。
個人的な解釈ではヘンリーは子供を忌々しく思うがそれと同時に子供を見捨てる事ができず隣人と関係を結ぶ事で頭の中から子供の存在を消しゴムの削りカスの様に消し最後は解放へと向かったと思えるラスト。

色々解釈ができる面白い作品です。
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