みんちゃん

イレイザーヘッドのみんちゃんのレビュー・感想・評価

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)
4.0
正直、開始してから4分経ったあたりで視聴を辞めようかと思った。
気味が悪すぎる。悪すぎるので返って後に引けなくなり最後まで視聴したが、やはり気味が悪かった。何かをしながら見るべきな映画。真剣に見るものでは無い、人にも勧められない。どんなストーリー?と知人に聞かれたところで簡単に説明するとするならば『気持ち悪い』だろう。

初っ端からの意味がわからない映像。セリフというものが出てくるのも10分経ったあたりから。これといって起承転結もない。意味の分からない映像をずっと見させられてしまっている気分。見ているのではなく、見させられてしまっている。映画とは思わない方がいい。

しかし、次の日には起きたそばからこの作品をまた見たくなってしまって見てしまった。気持ち悪く、気味が悪く、後味もいいわけではないのに。

悪夢というのは終わりも始まりも無く、現実世界には存在しない物やこうであって欲しくないものが出てくると思う。そして頭から離れなくなるものが悪夢だと自分は思っている。そして、楽しい夢は一度きりで終わるが悪夢に限っては何度も見ることが多い。
短期間で2回視聴してしまった事実とそして頭からどうにも離れられない謎の中毒性。意味が分からない作品なのにも関わらず、また見たいと思ってる自分がいる。これもまた悪夢という事なのだろうか。