ヒダリー

キングダム見えざる敵のヒダリーのレビュー・感想・評価

キングダム見えざる敵(2007年製作の映画)
4.1
端的な語り口で無駄が無い話運び。地道な捜査モノからハードアクションへと展開していく流れの作り方も巧い。ハードアクションのクオリティはかなり高く、死に肉薄する緊張感はこの手の映画特有で好き。
マイケル・マン製作のハード・ボイルドプロフェッショナルの感性も絶妙な働きを見せており、かなり社会派な内容でありながらも娯楽純度の高いものに仕上がっている。『ボーダーライン』シリーズに近しいものを感じた。
終わらぬ暴力の連鎖、FBIとテロリストの敵に向ける殺意の性質が同じであることを示唆する幕切れもかなり偉いと思う。
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