剣々

EAST MEETS WESTの剣々のレビュー・感想・評価

EAST MEETS WEST(1995年製作の映画)
3.0
侍ミーツ西部劇

日米の友好条約批准のため使節団がサンフランシスコに上陸
しかし、銀行に預けようとした資金3000両を強盗団に奪われてしまう
通弁見習いの上条は強盗の犠牲になった現地人の息子サムと行動を共にするが、彼の素性を知った使節団は3000両の奪還と上条の抹殺を御庭番の為次郎に命じるのであった

アメリカを舞台に西部劇ライクな時代劇を描く作品
上条や為次郎なんかもアメリカ人からはジョー、トミーと呼ばれるからなんか不思議ですね
当時の日本人も呼びやすい呼び名をつけられてたんでしょうかね?笑

メインとなるのは3000両奪還と父を殺された少年サムの仇討です
ジョー(上条)に教えをこい剣術を身につけるサム、師匠となる日本人の侍と弟子のアメリカ人の少年という設定は中々良いですね!

真田広之演じるジョーは数は少ないが殺陣での見せ場は流石だし、話し方や立ち振る舞いが粋で格好良い!!
そして竹中直人演じるトミー(為次郎)がちょくちょく道化を演じてくれるので暗くならずに楽しく鑑賞できます
途中仲間を増やし侍、忍者、アメリカ人少年、先住民族の娘、熱血アメリカンティーチャーとその不良教え子達の珍道中の様子も楽しめました笑

西部劇としては銃撃戦がややイマイチな感じはしましたしもっと殺陣も観たかったですが、遠く米国の地で義を貫いた侍がカッコいい作品です!
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