正直言ってケヴィン・コスナーは監督には向いてない気がする。『ポストマン』とか『ワイルド・レンジ』とか西部劇志向なスタイル自体は好感持てるのだが、演出が愚鈍で毎回ノリが悪いのである。
映画俳優としては渋めである程度評価できるのだが…?この冗漫さはひどいと思う。
小綺麗な映像美では所詮、カヴァーできないドラマの薄っぺらさは否定できませんね。そこがイーストウッドの『許されざる者』とはエライ差がある。これがアカデミー賞ねえ…。分からんもんですなぁ…。🤷♂️
本作では、インディアンの女性(メアリー・マクドネル)とデキるシーンがファンタジックでコスナーらしい性的嗜好が垣間見れる。騎乗位SEXシーンが見もの。
個人的にはローレンス・カスダンと組んだ『ワイアット・アープ』の方が正統派な内容で好きなのだが、ジェームズ・キャメロンの『アバター』や『ポカホンタス』、テレンス・マリックの『ニューワールド』的な異人種交流をテーマにした世界観が好きな方には是非とも勧めたい西部劇ロマン。
全体的にNHKの大河ドラマみたいな雰囲気が濃厚である。無駄に長い…。🏜