似太郎

ダンス・ウィズ・ウルブズの似太郎のレビュー・感想・評価

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)
3.6
正直言ってケヴィン・コスナーは監督には向いてない気がする。『ポストマン』とか『ワイルド・レンジ』とか西部劇志向なスタイル自体は好感持てるのだが、演出が愚鈍で毎回ノリが悪いのである。

映画俳優としては渋めである程度評価できるのだが…?この冗漫さはひどいと思う。

小綺麗な映像美では所詮、カヴァーできないドラマの薄っぺらさは否定できませんね。そこがイーストウッドの『許されざる者』とはエライ差がある。これがアカデミー賞ねえ…。分からんもんですなぁ…。🤷‍♂️

本作では、インディアンの女性(メアリー・マクドネル)とデキるシーンがファンタジックでコスナーらしい性的嗜好が垣間見れる。騎乗位SEXシーンが見もの。

個人的にはローレンス・カスダンと組んだ『ワイアット・アープ』の方が正統派な内容で好きなのだが、ジェームズ・キャメロンの『アバター』や『ポカホンタス』、テレンス・マリックの『ニューワールド』的な異人種交流をテーマにした世界観が好きな方には是非とも勧めたい西部劇ロマン。

全体的にNHKの大河ドラマみたいな雰囲気が濃厚である。無駄に長い…。🏜
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