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ウィンターズ・ボーンのmikumiku1188のレビュー・感想・評価

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)
4.0
予想外の作品で心打たれました。

ミズリー州の小さな村で小さな弟・妹を抱え家を切り盛りしている17歳の少女。母は精神疾患で家事を出来ず、父は麻薬に手を染め行方不明で居る。家族は食糧にも困る始末で、飼い馬も干し草が手に入らず飼う事が出来なくなり近所の家に手渡し、別れを告げる。更に父親は警察につかまっていて保釈の時の担保に家と周囲の森を差し出していた。
裁判が迫り、父親が出廷しなければ家と森が差し押さえになって家族が家を失う事になる。少女は親類を訪ね、父の所在を探る。そして伯父の停止を振り切り麻薬の組織に向かい父の所在の手がかりを坂しに行くのだが・・・・。
少女が、父母の事より弟・妹の事を想い必死になって問題解決に挑む姿を淡々と描いています。彼女の想いに周囲の人々の心も次第に変化して行く。心打たれる作品でした。
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