ウィンターズ・ボーンの作品情報・感想・評価

「ウィンターズ・ボーン」に投稿された感想・評価

アメリカ国民すらも、ましてや日本人には全く馴染みのない中西部の貧困層の村の話。
中西部を舞台にした作品なんて、歴史物以外で観たのはきっと初めて。日本の教科書には出てこないし、ホワイトラッシュと蔑称される人々のことに全く知識がなかった。リアル アメリカの底辺ライフ。

サスペンスというより、そういった小さなコミュニティの恐ろしさがアメリカにはたくさんあるんだってことを学べた作品。
ジェニファー・ローレンスはこれが初主演とは全く思えない。見ていて苦しかった。

このレビューはネタバレを含みます

17歳なのに すごくタフなオンナ。理解は早く、肝が座ってる。
この村では、母と妹以外の女は皆 強い。

ミズリーの村の知識が無いのでよく分からないところもあるが 村社会や貧困を批判している訳ではない。
チャイナタウンや、和歌山の路地みたいな社会を舞台にした ハードボイルド サスペンス。

17歳の女が ハードボイルドの主人公というのに 設定と演技に無理がないのは、ジェニファー ローレンスならではか。

無邪気に遊ぶ子供たちに刺す斜光がきれい。
池のシーンは 昼なのに 夜の設定で撮るのは無理がある。

ミズリーの人に感想を聞いてみたい。
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.5
中西部にはここだけじゃなく他にも独自ノリの土地がたくさんあるんだろうなと思わされるエピソード。
こういうとこじゃトランプに入れなかったら詰められるんじゃないか。
ティーカップ裏拳まじ渋かったな。
あとやっぱカーハートとかの生々しい生活感にグッときた。
冬、厳しい環境と貧しくなってしまった家族を悲しみを堪えて守り抜く。
若くして、この逞しく勇気を持った行動は尊敬できる。ただ者じゃない17歳!
ひたすら暗くて、登場人物たちも嫌な奴ばかりで、どうしようもない映画。
アカデミー賞候補というのが理解できん。
191.
17歳で、この芯のある強さ。

村の掟、閉塞感、貧困、それでもなんとかしようと立ち向かう必死さがいたたまらないほど伝わってきます。

細かいことはあえて省いてるみたいな演出なのに、そのストーリーの中にある闇は十分にわかります。ヒリヒリする。
Yarrtt

Yarrttの感想・評価

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ホームビデオのような子供を撮る距離感が、この映画が単なる過酷な物語でないことを訴える。
レッドスパローの主演の人、演技が素晴らしい

ミズーリ州、スリービルボードでも舞台だっだ場所
もえ

もえの感想・評価

3.4
ジェニファーローレンス初主演映画との事。
彼女の目の演技は本当素晴らしい。乏しそうに見える表情なのに感情の起伏がしっかりわかる。

ストーリーは、ちょっと難しかった。
小さな一族の掟は、時折国の法律をも超える。

受け入れるべき現実は受け入れ、守りきりたいものは必死に掴んで離さない主人公が最初と同じシチュエーションの最後シーンでは少しスッキリした年相応な顔をしていたように見えた。

タイトルの意味は、Winter's Boneは
アパラチア地方に古くからある表現「冬の骨を見つけた犬が穴を掘る様」から取った模様。
Kamesuke

Kamesukeの感想・評価

4.2
ミズーリ州オザーク高原に住むヒルビリー(貧乏白人)の閉鎖的な因習と掟を下地に、17歳の少女が行方知らずとなった父を探すサスペンス映画。

ミズーリといえばアメリカ人なら最も行きたくない場所ナンバーワンらしいが、それもよくわかる。
最近では「スリービルボード」もミズーリが舞台だったけど、こっちはもっとハードな土地。
とにかくアメリカの田舎社会の闇が深い。
ジョン・ブアマンの「脱出」を思い出したけど、マジであんな感じなんすね。

主人公リーを演じるジェニファー・ローレンスがめちゃくちゃ素晴らしい。
ジョン・ホークス渋い。
あと一族の有力者の妻を演じるデイル・ディッキーの醸し出すホワイトトラッシュ感が堪らん。

どんな過酷な環境であろうが力強く生きていこうとするリーには、この先どうかドラッグだけは覚えないでほしいと切に願う。
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