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ウィンターズ・ボーンのtoyu18l98のレビュー・感想・評価

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)
3.5
閉塞感のある村社会、どこまでも救いがないのに、やっぱり拠り所でもあるような『絆』が負のスパイラルを紡ぎ続けてる。
寒々しさを映した演出がすごい。
家、扉やシャッターとの場面の切り替えが印象的。
閉じられた、という暗喩。

スリービルボードがまったく理解できなかったけど、これを見て、少し分かった気がする。
主人公のリーが、村に染まりきっていないメンタルでいるところが、見る側の理解を助けているのだろう。
※おなじく、ウインドリバーも、主人公2人は完全には土地に属さない(エリザベスオルセンは完全に他所から来てるし)ゆえの分かりやすさがあった。
でもある意味、スリー~はわかんねぇ奴は置いてくぜ!みたいな勢いも評価にあるのかもな。私には分からないけど。
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