三月のライオンのchupiのレビュー・感想・評価

不思議な引力のある作品。
まるで自分がその中にいるような。
台詞は少なく、演技で場面を想像する。
優しい春の夕陽がアンニュイな雰囲気を醸し出し、何故かまた観たくなるような癖になる感じがある。
ヒロインのアイス役　由良宣子さんのナチュラルな演技が良い。
こんな風に、周りからの見られ方とか世間体なんて気にせず、ありのままで生きられたら面白いのに、と思わせる魅力的なヒロイン。
南米ボリビアやアンデスを思わせる音楽も、映画の雰囲気に合っている。