こナツ

三月のライオンのこナツのレビュー・感想・評価

三月のライオン(1992年製作の映画)
3.7
ジャケットが素敵でずっと気になってた作品。

画になる一瞬が多くて何度も見惚れた。
カメラワークもなかなかに遊んでるけど、1ショット内の画の構成や色味がまず美しい。初期の岩井俊二を感じた。

交差点の真ん中でパンツを履き替える、シャワー中の人におぶさる。
「恋する惑星」や本作のような、現実では到底ありえない、刹那的な生き方はどうしたって憧れてしまう。全てがフィクションの世界ではなくて、一歩外れれば皆は現実を生きているその狭間で白昼夢を生きる人たちに惹かれるのはきっと必然。

アイス = 愛す = いつか溶ける?

203/2021
こナツ

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