ヤスヤス

バットマン リターンズのヤスヤスのレビュー・感想・評価

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)
3.8
ティム・バートン版の2作目。ここにきて、自らの作家性を全開放した模様。ティム・バートンの世界観に彩られた本作は、もはや「バットマン」の形を借りてはいるものの、社会から隔絶された異形者たちの反乱をテーマにしたファンタジー作品と化している。したがって、バットマンの存在感はさらに薄い。
対して、ペンギンは哀愁と愛嬌が漂い、なかなか良い。マックスも出色。クリストファー・ウォーケンの魅力が炸裂している。キャットウーマンもビジュアル的には良かったが、その行動パターンが謎。峰不二子なら単純に損得勘定で立場を変えるが、キャットウーマンの目的が今ひとつ分かりづらい。それも含めて猫的ということか。
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