ブラウンカン

2001年宇宙の旅 新世紀特別版のブラウンカンのレビュー・感想・評価

4.3
“未知への体験”

公開が1968年!?
1回目の東京オリンピックの3年後。
72年の大阪万博よりも前の作品。
そんな前に制作されたSF作品なのに、半世紀も後の2023年に観ても、ワクワクして楽しめた。
今までにない刺激が味わえる。
映画冒頭の異質な猿の映像、当時思い描いていた宇宙船での暮らし、人工知能、未知の生命体。
当時から人工知能って、考えられていたんだなぁと感心。最後、スイッチを切られそうになった時に許しをこうような態度だったのはかわいかった。

未知の生命体“モノリス”を人間が思い描く宇宙人ではなく、人外的な「神」のように描いていた。

キューブリックは天才だったんだなとわかる作品。
20年経ったが、まだ作品に描かれていたような宇宙旅行は実現していないが、人類の宇宙開発や映画史におけるSF作品に大いに貢献したと思う。
そう言った意味でも観て良かった。
ブラウンカン

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