福福吉吉

ソルトの福福吉吉のレビュー・感想・評価

ソルト(2010年製作の映画)
4.0
◆あらすじ◆
CIA諜報員のイヴリン・ソルトはロシアからの亡命者のオレグ・オルノフを尋問中、オルノフがイブリン・ソルトをロシアのスパイであると告げたため、他のCIA職員に二重スパイの疑いをかけられる。その後、オルノフがCIAから逃亡したため、イヴリンは夫のマイクの身を案じてCIAから逃亡してマイクのもとへ向かう。イヴリンの正体が分からぬまま、CIAはイヴリンを追う。

◆感想◆
一流のスパイ、イヴリン・ソルトの激しいアクションの連続で構築された作品となっており、イヴリンの正体が分からぬままに彼女の行動から目の離せないスピード感あふれるストーリー展開が面白いです。

イヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)は超人的な運動神経と精神力を持った人物であり、心の芯からスパイに染まっていたのですが、マイクと出会って結婚して心の隅に彼の存在が残るようになっていました。マイクの存在が彼女の人間らしさを担っていたように感じました。

ロシアからの亡命者オレグ・オルノフ(ダニエル・オルブリフスキー)がCIAに現れたことにより、ストーリーが大きく動いていくのですが、オルノフの存在自体胡散臭いのに、オルノフがイヴリンをロシアのスパイと言ったとたん、CIA全体がイヴリンを疑い始める展開はあまりにも感情が無さ過ぎて笑いました。

そこからイヴリンの逃亡が始まり、ビルの高所を移動、トラックの屋根に飛び移り、バイクで疾走してとアクションの連続でとても楽しかったです。

ストーリー後半になると、イヴリンの動きが敵なのか味方なのか分からないようになっていき、ストーリーの先を知りたいという興味をそそられました。やがて、イヴリン単騎で多数を倒す展開に発展していき、アクション作品の醍醐味を味わうことができました。

ストーリー展開の速さとアクションの豊富さで最後まであっという間でした。とても面白かったです。

鑑賞日:2024年2月24日
鑑賞方法:CS ザ・シネマ
(録画日:2023年5月20日)
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