好きと言っていいでしょう

キャットウーマンの好きと言っていいでしょうのレビュー・感想・評価

キャットウーマン(2004年製作の映画)
3.8
ゴールデンラズベリー賞を4部門をとって、主演のハル・ベリーが受賞式にわざわざ来て会場で泣いたという有名な話がありますが、すごく面白かったのでハル・ベリーが気の毒に思いました。

あまりイケてなかった女性が美しい女性に変わるというプロットが本当に大好きなので、この映画もネイルもせず会社に来るななど酷いことを言われた主人公が、あることがきっかけでキャットウーマンになるという最高の展開です。
それにしてもハル・ベリーがセクシーすぎます。
ミシェル・ファイファーやアン・ハサウェイと比べても、ダントツでスタイルが良いです。あと驚いたのが、飛び方も戦い方もほぼ猫の動きでした。女神のバストに選ばれるだけあります。

映像はスタイリッシュさに溢れていて、キャットウーマンの初登場シーンなどすごいカッコ良かったです。ただラストバトルは、スタイリッシュにしすぎて見にくい場所もありました。

シャロン・ストーンが老いのために世代交代をしなければならない役ですが、ちょっと悲しかったです。ただ悪役がすごく似合っていて、鋼鉄の肌を持つというとってつけたような設定があるため、打たれ強いというのも笑いました。

話としては重大事件など起きない小さな話ですが、上手くまとまっていました。
確かに100億円の製作費をかけて、この話のレベルかと思います。多分お金の使い方の上手い監督なら40億あれば作れる気がします。