尾道を舞台としたファンタジー映画。現時点でfilmarksでのレビューもほぼなく、ネットの情報もあまりない状態で、結構不安だったが、思った以上に良い作品だった。主演がグラビアアイドルの仲根かすみさんという体で製作されているが、実際観てみると、仲根さんはほぼ出てこず、他のキャスト陣がメインの作品だった。仲根さん以外のキャスト陣が実質のメインという構成が良い方向に転んでいて、クオリティを高めていたと個人的に思う。水橋研二さんや大森南朋さん、菊地凛子さんなどの未だに活躍している方がキャスティングされていて豪華。監督も「マークスの山」や「震える牛」などのWOWOWドラマを多数手掛けている鈴木浩介監督。そして、撮影はなんと岩井俊二監督の『スワロウテイル』『Love Letter』や、相米慎二監督の『ラブホテル』『夏の庭』などの作品を担当している篠田昇さん。映像が素晴らしい。尾道が魅力的に映されている。尾道が舞台という理由だけで、手に取って鑑賞してみたが、思いもよらない掘り出し作品で嬉しかった。ポスタービジュアルや商品の説明を観ると「グラドルが主演で面白くなさそうな映画だな」とほとんどの人がおそらく思うと思う。しかし実際はグラドルの方の出番はほぼなく、セリフもなく、本当に出てくるだけで、ちゃんと演技のできる俳優陣がメインとなっており、思った以上に気合いの入った見応えのある作品になっていた。どこかで見つけたら、ポスタービジュアルや商品の説明に惑わされずにぜひ見てみて欲しい作品。特に岩井俊二監督の映像が好きな人には個人的にオススメしたい。

岩井俊二チルドレンですね！

もっと評価されてもいいよね❓❓

この映画で多用されている主人公の独白、センチメンタリズム、淡い映像はセカチューや秒速5センチメートルよりも以前に作られているんですよ‼️‼️

ブレイク直前の大森南明、津田寛治が素晴らしい‼️そして、菊地凛子‼️‼️‼️