キャビンフィーバー2、3から観てしまったので、順番は違うけど1に立ち戻り鑑賞。
感染そのものの恐怖より、パニックに陥って露わになる人間の本性が怖い。山奥の閉鎖された環境、おバカな若い男女、遮断される外界との通信手段、広がっていく感染病。古典的なホラーの要素にアクの強い人間ドラマをプラスすることで今風に面白くみせる。
ただ登場人物みんなが、なんでそんなことすんだよ!っていうことばっかするので、イライラが溜まっていく。クセの強い奴らばっかでもうギャグなのってくらいハチャメチャに。
意味ありげな映像で不吉な雰囲気を漂わせる傍ら、コミカルな要素でも楽しめますが、個人的にはホラー映画は思いっきりまじめに怖がらせてくれるか、むしろコメディーかってくらい悪ノリか、どちらかに振り切れてる方が好き。
傑作ホステルを撮ったイーライロスの入門編で観るには良いかも。やっぱりこのシリーズは2がダントツに面白いな。