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オーディションのーのレビュー・感想・評価

オーディション(2000年製作の映画)
3.5
『オーディションシーンの「死」を思わせる記号』
オーディションのシーンにおいて、候補者の人物を真正面から捉えるショットでは、人物の背後の壁が、まるで葬儀の際に使われる鯨幕(白と黒の横断幕)のように見える。

-青山の精神世界を描くシーンでは、全く異なる空間を瞬時に行き来しているような効果を出すためにグラフィックマッチカットが使われている。特に人物Aが椅子から立ち上がりかけた瞬間にカットを切り替えて、人物Bを見せるカットに驚かされた。(同時に人物の背後の背景も変わっていて、場所が切り替わった事も分かる)
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