ハードボイルドな悪徳弁護士モノかと思いきや、弁護士の秘匿義務に絡めた中盤のどんでん返しから物語がグッと面白くなり、最後まで「お、そうきたか」と驚かせてくれる。
この頃から脂が乗ってきた感じのマシュー・マコノヒーの演技が絶妙。この後「MUD」「ダラスバイヤーズクラブ」「インターステラー」だもんな。
脇を固めるマリッサ・トメイとウィリアム・H・メイシーの二人と、対する検事役ジョシュ・ルーカス、ちょい役のマイケル・ペーニャ、ジョン・レグイザモもなかなかの存在感。ドライバー、アール役のローレンス・メイソンも無名ながら凄くいい味。
なんといってもオープニングシーケンスから、ラストシーンまでサントラがすごく良かった。
しかし、惜しむらくは観る気になれないタイトルとジャケ写だよね…原題もまんまなのか。