虚しさだけが残るので、盛り上がりたい方は避けた方が無難。ですが、性描写が秀逸で、セクシュアリティを感じたい方はお勧め。
当時の上海、香港などを含んだ中国情勢、こんな感じだったのかという歴史背景を知りつつ、抗日中国人学生vsお偉いさん達という構図にのっとってキワドいメロドラマを描いてみた、という感じ。
ただ、虚しいなあ。結局これだけだらだらと時間を費やして、いや逃がすんかい、殺されるんかい、助けへんのかいっていうノワール。
ラストのピンクのダイヤの指輪が物哀しく光る。
うーん、こういう人生は絶対やだな。
『サイレント・ウォー』に続きトニーレオンを連チャンで観ましたが、こういうアンニュイな役柄は合いますね。
女優さんも綺麗で。中国美人て、素敵だなと改めて。だけど、初めてをあんな形で知るシーンはかわいそうだった。
本当にこんな事あったのかしらと、歴史に興味のわく作品でした。