ラスト、コーションの作品情報・感想・評価

「ラスト、コーション」に投稿された感想・評価

気になっていたちょいエロ旧作を借りて観ようシリーズ。
普通におもしろかった。第二次世界大戦中の日本軍占領下の上海・香港を舞台に、女工作員が暗殺対象に…。まぁ、暗殺対象がトニー・レオンみたいなイケメンなら仕方ないかな、と。
そしてヒロインのタン・ウェイ。同世代として断固支持。ワキ毛ボーボーやけど。当時はボーボーやったってことかな。チャイナドレスからもはみ出てる。
コップの縁についた女性の口紅は意外と見落としがちですよ!注意して洗い物しましょう。というショットが何回かあった
yuka

yukaの感想・評価

3.9
3年後からが徐々に面白くなって目が離せなくなる
誰も信じていないけど君だけは信じてるなんてターゲットから言われたらもうどうしたらいいか…
ラストシーンが良すぎる、切なさのオンパレード
言葉は要らない。そんな映画。
トニーレオンとタンウェイの名演技がとてもよい。
tak

takの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

 「ラスト・・・」とというタイトルと、激しいベッドシーンがあることから、ベルトリッチの”あの映画”を連想する人が多いのか、やたらとそっちばかりの話題が先行している本作。されど、この映画は決してそんな色モノではない。重厚な人間ドラマと緻密に作り込まれた映像と脚本は、むしろあれだけの性愛場面を含むのにむしろ気品さえ感じる。僕はこの映画にまったく飽きることはなかったし、ラストまでハラハラしながら、緊張しっぱなしだった。

 日本占領下の中国で、日本軍に協力するイー(トニー・レオン)を探るために近づくマイ夫人に扮するヒロイン(タン・ウェイ)。そして彼女をそこに送り込んだ男との見えない三角関係・・・。重い話であるし、ラストも救いがある訳ではない。でも、そこにこめられた登場人物一人一人の思いを考えると実に切なくなってしまう。国のため、自分たち民族のためにと時代の流れに身を投じる若者たち、その為に処女も失ってしまうヒロイン。彼らは傷つくけれども、それも戦争という流れに押し流される哀しみ。一方、日本軍に協力するとされるイーも、誰も信用できない孤独と拷問と死に接するだけの日々。きっと人間性をかろうじて保っているのだろう。そこに現れたマイ夫人に心を傾けるのも無理はない。荒々しく、激しいセックス(時にアクロバティックにさえ思えたが)にふけるのも、彼にとっては非現実的な日常を忘れ、人と人のふれあいを取り戻せる時間。ベッドシーンは、ヒロインにとっては「イーに疑われているのではないか」と常に不安になる心理戦でもあり、イーにとっては悲しき生への執着でもある。こんな激しくて悲しい性愛場面、僕はこれまでみたことがない。

 それでも心を通わせていく二人。日本料理店で当時の中国の流行歌を歌って踊るタン・ウェイは本当に美しい。二人が同じ民族として、男と女としての感情がひとつになる。・・・そしてラストの展開。小さく告げた「逃げて」の一言。誰もいなくなった部屋に一人座り込み、時計の音が鳴り響くラストシーンは喪失感に満ちている。胸がしめつけられるようだ。

 劇中映画好きなヒロインが行った映画館に、ヒッチコックの「断崖」のポスターが見える。主人公3人のシチュエーション・・・そうか、「ラスト、コーション」はヒッチコックの「汚名」をケイリー・グラントぬきで撮った映画なんだ。「汚名」は僕の大好きな映画。小道具をサスペンスの材料に上手に使っている傑作だ。でも初めて観た頃(20歳くらいだったかな)、疑問だったことがある。それはイングリット・バーグマンが仇であるクロード・レインズと、内情を探る為とはいえ、結婚までしてしまうところ。彼女にそこまでの辛い使命を与えたくせにクール(にしかみえない)ケイリー・グラントの態度。そしてレインズとベッドも共にしているはずのバーグマン。そこには葛藤があったはずだし、そこまで身体を犠牲にするなんて・・・と描かれもしない部分に僕はモヤモヤしたものだ。「ラスト、コーション」にはその答えがあったのだ。
トニーレオンとタンウェイの演技力が素晴らしかった。
設定は1940年代の日本統治時代の香港&上海。軽い気持ちから学生劇団に参加したことをきっかけにイー氏(トニーレオン)を狙う女スパイになっていく女学生チアチー(タンウェイ)。
シリアスな展開の映画ですが、生活感や時間の流れを上手く組みこむアンリー監督作品だけあって、重すぎず安定感がありました。
「抗日」の話なので日本人の自分がこの作品を好き!ってどうなんだろ?と思いますが、少なくとも「ラスト、コーション」は洋画に引けを取らないアジア映画の傑作のひとつだと思いました。
みけ

みけの感想・評価

4.3
ベッドシーンは確かに官能的だったが、それよりも主演2人の表情が凄く印象に残った。

宝石店へ行き、ピンクダイヤを見せられた時のタン・ウェイの表情が良い。イーからの確かな愛情、信頼を感じ、戸惑いや苦しさの混じったような表情。

トニー・レオンは終始色気が凄かったが、ラストのワンを見つめる優しげな目も良かった。あんな眼差しで見つめられたら、自分もワンと同じ選択をしてしまうと思う。
mimo7391

mimo7391の感想・評価

3.8
長〜い映画だし、セックスシーンが多めだった。けど、内容は面白かった。
ツカダ

ツカダの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

過激なセックスシーン!みたいな売られ方しているイメージだけど、そんなでもない。もちろん官能的ではあるけど。ストーリー自体もオーソドックスだし、かなり見やすい、と言ったら表現がおかしいけれど、万人ウケする作品ではないかと。トニーレオンのかっこよさも万人に伝わるはず。

宝石店でのシーンは直球に2人の愛が観客に伝わってくる唯一のシーンで、流石にじんときた。でもやっぱり何より、貴方は孤独な人なのね、と言われて、だからこそ生き延びてこれた(台詞の詳細は曖昧)と返したイーが、生き延びはするものの、心を許す唯一の存在である女性を失って、結局孤独に戻っていったのだということを意識させるラストシーンが1番美しい。

あとから思い出したんですが、採掘場でのクァンの笑みも印象深い。チアチーのせいで計画は失敗、仲間は全員"処理"という運命を辿るわけで、誰も彼も嘆きの表情を浮かべているのにクァンだけはチアチーに向かって笑みを浮かべる。彼はチアチーにどうやらずっと好意を抱いていたらしいが、3年前に煮えきらない態度をとった結果、チアチーはイーに愛情を抱いてしまう。好意を抱いていた分、そして作戦中、仲間内ではもっともチアチーの近くにいた分、彼にはチアチーの葛藤とイーに対する抑えられない愛が伝わったのかなあ、と。だからこその最期の瞬間も笑みだったのかなあ、と勝手に想像してやるせなくなりました。
hepcat

hepcatの感想・評価

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二時間半とかいう決して短くはない映画だけど、全ての時間にドキドキした
この映画見終わって、はぁ〜負けたなぁと思った
中国がこんなにも素晴らしい映画を作るなんて
21世紀のアジアを代表する映画だと思う

太平洋戦争時の抗日映画だから日本人としては少し見方に少し困るが、、、

エロいという一言で終わらせたくはない
まぁ18禁で確かにエロいんだけど、表現として正解なのは官能的である
ヒロインのタンウェイが艶っぽすぎる
まだ青くカップにつく紅
タバコの吸い方
走り方に仕草
この時代にそれをどこで身につけたんだろう

さすがはトニーレオン
この時代を演じたらハズレはなし

太平洋戦争時、上海、香港でも、親日派と反日派に分かれて水面下で政治活動が行われていた。
政権側のトニーレオンは、反日派から命を常に狙われており、かなり慎重な男であった。
中国が日本の統治下にあった為に、政権は親日派になっていたが、兄を日本兵に殺された大学の劇団員の友人は、抗日の演劇で反日活動をするのであった。

最初はうまくいっていたが、政治はもっと深いところで行われており、人を信じないトニーレオンには色恋で信用させ、暗殺する計画をたてるのであった。
巨大な組織に入り、タンウェイはより身も心もトニーレオンに預けることになった。

セックスを通じ互いの立場が変わっていくのも見ものである。

女は愛のために生きるのか。

チャイナドレスも素敵だった!
日本もこんな映画撮ってくれよ〜(T-T)

唯一嫌だったのが、中国の女性は腋毛を剃らないんだったね笑
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