たかやん

姿三四郎のたかやんのレビュー・感想・評価

姿三四郎(1943年製作の映画)
4.2
ジョニートー師匠の『柔道龍虎房』を見る前にその元ネタである黒澤明監督デビュー作の本作をまずチェック!

「先生、人間の道は知っております」
若さ溢れる主人公が一人前の柔道家になっていく成長譚。勝利とはどういうことなのか?己に打ち勝つにはどうしたらいいのか?残酷な勝負の世界において、主人公=姿三四郎の悩める姿に自然と感情移入してしまう。

成長ドラマも見所たっぷりですが、柔道のアクションシーンも圧巻!まるでドラゴンボールのように投げ技で相手を吹っ飛ばします(笑)
ちなみに、ジャケットに写る姿三四郎役の藤田進さんは若い頃の長嶋茂雄さんのような昭和のイケメン顔という印象。

黒澤作品の中でも『七人の侍』は特にお勉強的意識で見たものですが、今回は大好物のスポ根とあって純粋に楽しんじゃいました(^v^)