姿三四郎の作品情報・感想・評価

「姿三四郎」に投稿された感想・評価

BELARUS

BELARUSの感想・評価

5.0
昭和二十七年公開版(79分):17/11/'18
最長版(91分):22/11/'18
三四郎

三四郎の感想・評価

3.0
白い花、投げ飛ばすシーン、吹きすさぶ風、流れゆく雲の速さ…
実にドラマチックで映画としては迫力があっていい。もちろん筋もいい。小説で読めばさらに面白いだろう。
しかし、たとえ主人公の純真無垢さを描写しているとしても、会話が無骨すぎる。登場人物たちの言葉がどれも硬く荒削りな感じがする。言葉より映像重視なのかしらん。
松竹大船調に慣れているからか…やはり同時代の松竹大船映画の方が全体的に洗練されているように思う。
顔夕

顔夕の感想・評価

3.7
三四郎はカワイイとこもあってけっこう笑えた。
柔道のシーンはいい緊張感。ラストは清々しくて良い。
師匠との稽古のシーンも観てみたかったなー。
半端ない傑作。「黒澤明舐めてました、スンマセン」と正直にそう思った。武道の師弟モノというだけでも熱くなるが、お互いに牽制し合う「間」がとにかく神がかってる。お互いが距離を置いて睨み合う、剣道で言うところの互いの竹刀の先と先が触れ合ってるようなあの緊張感がそのまんま映画の中に再現されてるからめちゃくちゃ緊迫感ある。武道には間合いが大事ね、やっぱ。
他にもやられた相手が池に落ちるときの快感や下駄ひとつで時の経過を示すディゾルヴ、更には決闘の時に吹く暴風と良いとこ上げたらキリがない。スンバラシイ。
torisan

torisanの感想・評価

3.8
公開当時のフィルムが一部失われていることにびっくり。同43年公開の無法松の一生も検閲で一部消失してるし、そういう時代なのね。戦争の真っ只中だもんなあ。話の筋自体はシンプルなものだけどそこは黒澤明。戦いの中で、日常の中で、深く観察された人間の感情が描かれる。また、池のシーン、ラストの決闘シーンなど、所々、凄く目に焼きつくような、圧倒的な絵が存在するのも並みのデビュー作ではないですね。Amazonだと字幕出せないので、音声が聴き取りにくいのがちょっと残念でした。
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.0
黒澤明の監督デビュー作。ストーリー的には大して面白くないものの、この頃から既に志村喬が出てるのにニンマリ。主人公が対戦相手の娘に図らずも遭遇してしまい、父の身を案じて必死で祈る娘の姿を見て「俺、負けちゃおうかな」ってなって師匠に「ばっかもーん」て怒られるとこ大笑い。昔からこういうの割とスポーツものの定石だったのね。女子の下駄の鼻緒が切れて速攻で直してあげるイケメンぶりにモテ男の極意を勉強になります笑。後半の決闘場面の画面カッコ良すぎ
NOOO000ooo

NOOO000oooの感想・評価

3.5
1943年(75年前)黒澤明初監督作!
強くてシャイな姿三四郎という柔道家を極める道中を描いた今作は、ジャケのように泥沼から星空を見上げていた男のサクセスストーリーであり、奇しくも黒澤明に擬えた野心に溢れる泥中の蓮の物語なのだ。
ストーリーとしては、強さに拘る男のチャンバラでもカンフーでもヤンキーでも、あるいは冒険ファンタジーでも通ずる王道の紆余曲折ありつつ最後にラスボス倒す痛快娯楽作。
Arisa

Arisaの感想・評価

3.2
間違ってドラマの姿三四郎の方にレビューしてたので、こちらに書き直します。
↓↓↓


黒澤明監督のデビュー作。

一部のフィルムが紛失してしまったらしくカット版を観た。

ん~~作品自体はそんなに面白くはない 笑


でも印象に残ったシーン

師匠の矢野に叱られ、蓮の池に飛び込んでしまう三四郎。
夜になっても一向に池から出てこないので三四郎の兄弟子達が心配するが師匠はとりあわない。
三四郎も出てくる気配すらない。

しかし、ふと目にした花開く蓮の花を見てすぐ師匠に謝るのだった。


泥の中でも綺麗に咲く蓮の花を見て、荒くれ者だった三四郎が心を入れ替えた瞬間。


物言わぬ蓮の花から
ここで何かを学ぶんですよね


それが、とっても印象深かったなぁ

あとは、村井との対決のシーン。のちの檜垣との対決よりも面白く感じました。


紛失したフィルムの部分があればもっと面白かったんだろうな…勿体無い。
■2回目(2015/12/20)
うん、深い!

ストーリー自体はシンプルだが、
ひとつひとつ
細かい作り込みが見られ、
且つ深いストーリー、
セリフ回しがあり、良かった!

黒澤明デビュー作…
ファンにはたまりません!


■1回目(2015/3/15)
男臭さが前面に出てる青春柔道話だが、 それぞれの演出と合わせて、
非常に清々しい映画だった!
よ

よの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

黒澤映画その1

日本人だし夏は黒澤映画を全部観ようというのが自分の中での今年の夏休みの宿題で、今回は記念すべき1回目。

初監督作品というのはやっぱりどこか完成度にかける点があったりして、ファンでしか楽しめない印象が強かったが黒澤明の一発目は文句なしに面白くてビックリしてしまった。
強いていうなら、シーンのいくつかが関係者の承諾なしにカットされ紛失されてしまったらしく、完全版が見れないのが悔しい。

おそらく少年漫画も無いであろう1943年に作られたとは思えないほどの圧倒的王道少年漫画感!ジャンプで連載しててもおかしく無いくらいの胸熱な展開多めで古さはあまり感じなかった。

魅力的なキャラクターもとても多かった。
どこか青臭いけど圧倒的な強さを誇る和装に身を包んだ主人公の三四郎も良いけど、「蛇のような男」と劇中で例えられる冷酷で不気味、シブい洋装に身を包んだライバルの檜垣の方が個人的には好み。

カットもかなり少年マンガ的なアツくなる構成が多くて良かった。黒澤明はシーンの繋ぎがすごく上手。ゲタのシーンとか良かった。

張られた伏線も綺麗に回収されてたのもグッド。続姿三四郎が楽しみになりました。
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