ジョウ

姿三四郎のジョウのレビュー・感想・評価

姿三四郎(1943年製作の映画)
3.5
黒澤明監督の処女作。
正直作品の内容よりもこの作品に関する逸話の方に目がいってしまいます。

・電力節約のために関係者の知らないところでカットされていた
・そのカット部分のフィルムはロシアに保管されていた
・黒澤監督は新聞の広告で原作小説を知り、刊行される前から映画化権を依頼していた
など
作品としても無駄なセリフのない格闘シーンも良いし、なにより矢野から説教をくらうシーンの画角が素晴らしい。
部屋の角を中心にシンメトリーになっているものの、空いた障子から見える景色の印象は対照的。
美しい。
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