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つぐみののすのレビュー・感想・評価

つぐみ(1990年製作の映画)
4.2
原作の巧みな情景描写が市川準監督によって活かされていた。海、川、山、西伊豆の景色にうっとりした。まりあ演じる中嶋朋子の語りが胸に沁みる。キャストも世界観に合っていて特に美しくて、ちょっぴり悪く無邪気な感じがある牧瀬里穂はつぐみにピッタリ。陽子ちゃんを演じる白鳥靖代も良かったなぁ。あと、若い吹越満が出てきた。ケーキ屋さんの帰りのシーンが大好きだけど想像通りの映像化で感動した…本当に市川準監督が撮る景色はどこでもいつでも美しく儚く繊細で郷愁を感じる。映画館で見てる映画は「二十四の瞳」
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