つぐみは意地悪で粗野で口が悪くわがままであまったれでずるがしこい
18歳になったつぐみは、強く脆く美しい少女に成長していた
つぐみははかなく、危うく、苦しみ、悲しみは、まるで針の先のように鋭い。
映画を進行するにつれ成長し息づく18歳のつぐみは生命感をめらめらと躍動させ続け続ける
そんな主人公である白河つぐみは、生まれつき体が弱く、いつも死と隣り合わせで生きてきたなかその境遇から常に生命を胸底に秘め静かに激しく自分を貫き躍動する
吉本ばななの原作もいいが、原作を映画が超えるかなり稀有なケースの素晴らしい映画
複雑で繊細な感性が美しくまっすぐに生きることもできない。多感な少女の気持ちを牧瀬がうまく演じ市川さんがそれを見事に捉える
今作の牧瀬里穂 BUSUの富田靖子 大阪物語の池脇千鶴
市川さんはCMでもそうだけど女性の心理描写をスクリーンに映し出す技量は驚嘆しかなく日本ではNO.1かもしれない