コムタク

レッド・ドラゴンのコムタクのレビュー・感想・評価

レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)
5.0
ハンニバル・レクター目当てで鑑賞したが、彼はあくまでも端役。今回はFBI捜査官が異常な殺人鬼を追う中でハンニバルが助言していく構図。ウィリアム・ブレイクの「大いなる赤き竜と日をまとう女」という作品に魅せられた殺人犯の奇怪な行動には、もはや美学すら感じてしまいました。捜査官目線と犯人目線の五分五分くらいのカットなので、観客はどちらに対しても感情移入しやすく、飽きを感じることなく楽しめる作品だと思います。それにしてもハンニバル・レクターの目線の動きや、何でもない食事シーンですら緊迫感が伝わってきて、なにかするんじゃないかと目が離せなかったです。レクターを見事に演じているアンソニー・ホプキンスを称えたいです。
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