『ツインズ』と似てるシーンがあるなって思ったけど、製作年はどちらも1988年だから、どちらかのオマージュってわけでもないんだね。
トム・クルーズ目当てに見て、ダスティン・ホフマンに心奪われたという記憶は今でもしっかり残っています。
サヴァン症候群のレイでしたが、弟の荒んだ心を温めるのは彼にしか出来ませんでした。
どんな障害があっても、かけがえのない家族。そして社会にも必要な存在だって教えてくれる作品だと思います。
施設のスタッフも障害のことをよく理解して、心のこもったケアをしていて気持ち良く鑑賞できる。
レイが可哀そうという気持ちは一切感じませんでした。
後半には笑顔も見られるようになって、確かに弟と心が通い合っていました。
だから、ラストのそっけない別れも自然に受け入れられる。
多様性が謳われる今の時代にもう一度見直したい作品だと思います。
サブスクで気軽に見られるようになればいいのにね。